今年も、約束の日と銘打たれている新春登山に参加するべく、正月休みを利用して熊本に帰省した。
去年は8回目と記載したが、初期メンバーに今年は何回目だ?と尋ねると、皆首を捻りながら異なる回数を言ってくる。10年位登っているから、正確な年数は分からなくなっているのだろう。アホな奴らだ。
朝5時に起床して、集合場所である、去年のMVP清水宅へ向かう。
6時に集合だったが、皆遅れずに集まった。時間厳守が苦手な県民性だと思っていたが、毎年この約束の日は誰一人遅れる者はいない。
今年は阿蘇五岳のひとつ高岳(1,592m)の頂きを目指す。日ノ尾峠から登るルートで、経験者から話を聞くと、そこまで難易度が高いルートではなさそうだ。







空は明るんできたが、日陰は冷えびえとしている。

太陽の恩恵を受け、生命力に溢れる自分がいる。
今年も調子は良さそうだ。




自分が、いち生物種である事を再確認させられる。






ここから先は深めの積雪が見られる。

「夏に登った時はそんなに難しいルートではなかった」という情報を聞いていたが、所々に難所もあり、結構ハードである。やはり夏と冬では山の様相はガラリと変わる。




はい、これで今年もMVP確定。向かうところ敵なし。
来年も獲得したら、殿堂入りにします。





どうりで人が通った形跡が無かった訳だ。
この看板は登山口に設置した方がいいと思う。



左下から福田、長谷川、かちゃん、僕

好奇心・恐怖心・緊張感・高揚感・孤独感・無力感・充実感。複雑に絡み合った感覚が五感を強烈に刺激する。この感覚は嫌いではない。










もし遭難したら、この自称リーダ抜きで話し合おうと、そう心に決めた。。
こんな自称リーダーだが、阿蘇山の地形・雑学は抜きんでている。(その情報の正誤は確認取れていないが)僕らの登山は岩壁にハーケンを打って登るとか、そんなハードなものではない。久しぶりに集まった仲間達と談笑しながら、無理をせずに安全にゆっくり登るスタイルだ。そんな登山だからこそエンターテイメント要素が面白い。





頂上まで行けなかったのは少し残念だが、登頂したかどうかは問題ではない。
1年に1回会うか会わないかの友達と、澄みわたった最高の空気の中、近況報告をしながら、一歩一歩山を登る。僕もそうだが、皆それぞれが良い事も嫌な事も含めて色んな思いを持っているだろう。だが少なくとも山に登っている間は、それを忘れさせてくれる。僕は山に登る度に、自然からも友人達からも刺激を受け、日常の活力になっている。その刺激を、うまく自分の成長に変換して、今年もより一層頑張りたい。
今年の約束の日も、僕の胸の奥深くに、きっと留まる事になるだろう。
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2014年もよろしくお願い致します。
小野田さん、ご冥福をお祈り致します。