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シェアブックス スタッフが送るたわいもない日記
今年も終わりますね。
あっという間の1年でした。
歳を重ねる事に時間の経過が猛烈に早くなってきたと感じているのは、僕だけではなく皆さんも同じでしょうか?

僕が本の仕事を始めたのはおよそ10年前。
その頃から本・DVD・CD等の衰退が噂されていましたが、毎日それらのメディアと向き合っている僕からすれば、それ程の変化は感じていなく、これらのメディアがすぐに無くなるというのは考えにくいです。
CDは確かに売れにくくなってきているので相場が下がってきていますが、それでもまだ新しいCDも発売されているし、中古でも売れるのは売れています。
本も電子化の大波はまだ押し寄せてきている感じはありません。
これから押し寄せてくるのか、それともこの程度なのかは分かりませんが、とにかくまだ紙の本が断然優勢です。
優勢なのですが、電子化の移行が強まる程、経営方針の転換を迫られるこの僕が最近iPadで本を購入するようになりました(笑)
勿論、本はたくさん集まってくるので、買取してきた中で読みたい本があればその紙の本を読みますが、急に読みたくなった本で手元にない場合はダウンロードするようになってきました。
嵩張らないし、すぐ読めるし、利便性が高くとても合理的です。
慣れというものは凄いですね。最初読んだ時に感じていた違和感も今じゃ全く感じなくなりました。
おおっ、気づいたら電子書籍を絶賛してしまっている!
こうやって皆さんも電子化に移行していくんですね。。分かります(笑)
ただですよ、ただ、これは僕の個人的な意見ですが視力が低下してきた様な気がします。
僕は目はいい方なのですが、最近やたらと目がかすむようになりました。
これが電子書籍のせいなのか、ただの老化なのかは分かり兼ねますが。
それとしばらく電子書籍を読んで、久しぶりに紙の本を読むとやっぱり紙の方がいいな~と思う僕はやはり昭和の人間です。

先日買取に行った50代の男性も、もう紙の本は買わないと言い切っていました。
本が好きでたくさん買っているらしいのですが、あらゆる場所を占領する本に迷惑している家族からクレームがきて電子書籍に移行するらしいです。
本当は紙の本がいいけど、デジタル世代の子供達と部屋をスッキリさせたい奥さんにタッグを組んでこられたら、それは太刀打ちできませんよね。。
僕の体感として電子化の大波はまだ観測出来ておりませんが、各地で小波はたっている模様です。
どちらにしても、まだ当分は今の経営方針でも大丈夫そうです。

シェアブックスは今年もいろいろとありましたが、おかげさまで順調に営業する事が出来ました。
新規の方もリピーターの皆様も本当に有難うございました。
少しでも皆様のお役に立てるように日々精進していきますので、来年もどうぞシェアブックスをよろしくお願い致します。
来年は事務所移転等のやるべき事があるので大変な年になりそうですが、新たな取り組みも考えているので、いろいろとチャレンジしていこうと思っています。

ゆり
12月の我が家は百合が綺麗に咲いていました。
花の香りはいいですね!
シェアブックスを開業して8年。
初年度から年間3.4回は利用してもらっている、シェアブックス断トツのリピーターの方がいる。
出版関係や本に興味がある人なら誰もが知っている芥川賞作家の有名な先生だ。
実際は奥様から依頼が来て、奥様立会いの元、本を引き取って行くので奥様に気に入ってもらえて長く使って頂いているのだと思う。
買取額はどんなお客様でも変わりなく同じ相場で査定しているが、この先生からの依頼だけは特別な相場でやらせて頂いている。
「そんなお客次第で査定額が変わるようなところに売れるかー」と思っている人もいるかもしれないが、これは唯一の例外で話を聞いてもらえれば納得して頂けると思う。
出版会社や著者が新しく書いた本を先生に読んで貰う為に謹呈された本を売って頂けるので、発売されて間もない本や中にはまだ発売されていない本も紛れている事がある。
しかも一読しかしていないので、ほぼ新品の状態だ。
そのような本の買取は他にはない。
それが3ヶ月に1回位のペースで毎回150冊程あり、8年間も継続して利用してもらっているのだから、うちも超VIP待遇で買取りしているのは納得して頂けると思う。
おそらく書評やアドバイスを貰う為に先生に謹呈しているのだと思うが、定期的に多くの本が贈られてくるのだろう。
奥様から依頼が入ったら、よほど忙しくない限りその日のうちに取りに行く事にしている。
奥様は本当に気品があって綺麗な方で、毎回優しい言葉をかけてくれる。
査定額を伝えて、一度も反対された事はないどころか、渋られた事すらない。
毎回、上品かつ穏やかな口調で快く了承して貰える。
本当に気持ちのいい方だ。
初めて買取が入った時に少しだけブログに書いたが、それ以降は先生側の事情もあるだろうし控えてきた。
ここのブログを見ている事はおそらくないが、感謝の気持ちを一度載せたかったので今回書かせてもらった。

先生、奥様、本当にいつも有難うございます。
スタッフ一同心より感謝しております。
これからも末永くお付き合い頂ければ幸いです。


さて、今回の題名にもなっている遺品整理編を。

出張買取り持ち帰り査定の依頼が入ったので台東区の上野へと向かった。
電話ではDVDが1000点程と聞いていたが、いざ行ってみると1000以上は軽くあるように見えた。
8畳位の部屋の壁棚にはぎっしりとDVDが入っている。
逆側の壁には平積みされたDVDが天井まで届きそうな勢いで置いてあり、床には乱雑に散らばっているDVDで埋め尽くされていた。

1

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依頼主はこのビルの管理者で、部屋を借りていた方が亡くなり、遺族から遺品であるDVD・ブルーレイディスク・マンガ・CDの処分を任されたらしく、うちに白羽の矢が立ったみたいだ。いわゆる遺品買取である。
依頼主はこの大量のDVDを売るにあたっていろいろと業者を探したらしいが、うちの過去のブログを見てシェアブックスに決めたと言ってくれた。
このブログを書いている僕にとってはこれ以上ない言葉だった。
過去のブログの内容で、この依頼主と何故か盛り上がりをみせる会話も程々にして早速作業に取り掛かかった。
どのくらい掃除をしていなかったのだろうか、埃がものすごい事になっている。
まずは床に平積みされているDVDの埃をはらいながら片っ端からダンボールに入れていく。
この埃の中で生活していたのかと思うとゾッとした。
雑誌や生活品等のいろんな物を掻き分けながら無心となって買取り出来る物を入れていく。
生前の写真や殴り書きされたメモが出てくる度に持ち主の闇が鮮明となってくる。
あまり感情移入してしまうと、こっちがどうにかなりそうなので、とにかく無心で作業をした。
しかし出てくるDVDは殆どがレアな物で長年この仕事をしている僕でも見た事がないDVDが多数あった。
しかも初回限定版で特典付きの物とかも多くある。これは相当なコレクターだ。
ケースに埃は被っているがディスクは全部綺麗で、おそらく1回見てるいか見ていないかといった感じだ。
こういう人は買って満足する人なんだろう。
1000点程の準備しかしていなかったのでダンボールが途中で足りなくなり一度会社に取りに帰ったりした為、作業終了まで6時間程かかったが、約4000本程のDVDを持ち帰った。
次の日から査定に取り掛かかったが改めて持ち主のコレクター魂に感服した。
シリーズ物は殆どコンプリートしており、初回限定版のDVDも本当に多くあった。
こういった上級者コレクターからの直接の買取依頼は非常に少ない。
集めるのが趣味な訳だから当然手放す理由はない。
持ち主が亡くなってから家族の人から依頼が来る事が多い。
僕達業者としては良品を買取れるのは嬉しいが、やはり複雑な心境だ。
ただ残念だったのが埃を長年被ってきている為、ジャケットの紙部分が変色している物が多くあった。
だがそれを差し引いても1年に1回あるかないかの良品の買取だった。
査定に5日程かかったが、査定額を依頼主に伝えると快く了承をもらった。
これからの出品作業が大変だが、これで今年分の売上げノルマは軽く達成するだろう。

師走の時期に入り、数が多い買取が増えてきました。
皆さん、片付けモードに入っているのでしょうか。
片付け、引越しの際はシェアブックスの出張買取と宅配買取をご利用下さい!
専門書・美術書・ゲーム・CDの買取に横須賀市へと向かった。
部屋に案内されると、本とCDが平積みで置かれ、部屋の片隅には見た事がない珍しい形をしたお酒が置いてあった。
古書や状態の悪い美術書は買取する事が出来なかったが、新しい専門書も結構あったので、それなりの査定額となった。
依頼者はうちに依頼する前に古書を専門としている業者に依頼したらしいが、かなり安い査定額を出されてショックを受けたらしい。
古書の買取は確かに難しい。買取りしてもなかなか売れないからだ。
うちは古書の買取をお断りしている。
知識もないし、販売速度が遅いので在庫になってしまう。
今回、古書の買取は行わなかったが、専門書だけでその別業者の買取額をあっさり超えたようだ。
うちが高く査定をしたというよりも、その業者が安すぎたのだろう。
途中、エスプレッソを入れてくれたので美味しく頂きながら色んな話をした。
話をしていると、「お酒は飲めますか?」と依頼主。
部屋の片隅に置いてあったお酒を指さして、「あげますよ」と一言。
見るからに珍しいお酒だったので、「オークションに出品されてはどうですか?」と助言したが、やった事がない人からすると、オークションは手間がかかって大変なイメージがあるようだ。
引き取り手がなかったら捨てようと思っているとの事だったので、全て引き取る事にした。
お酒は全部古酒で依頼主の父親が海外旅行に行ってはお土産で買ってきていたらしい。
査定の了承をもらい搬出作業も終盤に差し掛かった頃に、時計も査定できますか?と定価が100万円以上する高級時計を出してきた。僕は驚いて、然るべきところで売った方が良いですよと、やんわり断った。

会社に戻ってから、引き取ってきたお酒の相場を調べる事にした。
オークションで調べたが、出てくるものと出てこないものがあるのでよく分からなかった。
価値がなさそうなお酒を1本開けてみる事にしたが、開けるとコルクがボロボロになった。
未開栓だが時間が経ちすぎているので、中身の保証が出来ない。
オークションで出品しようと考えていたがコルクの状態を目の当たりにして、万が一何かあった場合は専門外なので対応できないと思いオークションでの出品は諦めた。
となると業者に売るか、自分で飲むかの2択しかない。
僕は古酒の良さが分かる程、酒通ではない。消去法で業者に流す事にした。
そこで【古酒 買取】で検索をかけると、たくさんの買取業者が表示された。
その多さに驚いたが、とりあえず一番上に表示された業者Aに電話してみる。
お酒の名前を全部伝えると15分以内に折り返し連絡するとの事。
電話を切って直ぐに2件目の業者Bに電話すると、今度は30分以内に折り返すと言われた。
1件目の業者Aから電話がかかってきて、軽く数万円を超える査定額を伝えられて少し驚いた。
そんなにするんだと思い、相見積もりしている事を伝えたら、もし他社の査定額の方が高かったら、もう一度査定を再考するとの事。。それなら最初から上げろよと思いながらも、どうしてもこの取引を成立させたい担当者の意気込みが感じられた。業者Bの連絡を待つことなく、すかさず3件目の業者Cに電話をかける。この業者Cは電話の対応が凄く悪かったので、査定額が高くてもここには絶対売らないと決めたが、一応査定額は聞く事にした。
3件とも査定額を聞いたが、結局1件目の業者Aが一番高かった。
業者Aは他店がうちよりも高かったら再考すると言っていたので、他の店の方が高かったと言って、査定額のつり上げをする事も出来たが、同じ買取業者としてそれはやめる事にした。

おそらく自分でオークションに出品すれば、倍以上は軽くいくのだろう。
だが飲食等の出品をやった事がないので、二の足を踏んでしまった。
しかも古酒だったので、中が飲めるかどうかも分からない。
オークションに古酒を出品している業者の文言を見ていたら、『中身は確認出来ませんので飲める保障はありません』とか、『おそらく飲めるとは思いますが飲めない場合もあります』だとか、挙句の果てには『飲めるか飲めないかはご自身で判断して、もし飲んだ後に問題が生じても当方は一切責任を持ちません』とか書いてある。 
なんと無責任な出品をしているのだろう。。
保証0の他人任せでの商売は何となく僕には出来なかった。
ただ、こんなビンテージ古酒を買う人達は、おそらく飲む為に買うのではなく観賞用として購入するのだと思う。すなわちコレクターの人達なのだろう。と勝手に思ったが、このブログを書いているうちに気になってきたのでいろいろ調べてみる事にした。
瓶の容器でアルコールが10%維持されていたら、味の変化はあるかもしれないが、基本お酒は腐らないらしい。蓋のコルクが傷んでいてアルコールが抜けてしまうとお酒も腐るので飲用できなくなるらしい。
オールドボトルはコクがあって美味しいという記事もいくつかあったので、古酒を愛して飲用している人達も確かにいるようだ。
ただコレクションとして集めている人達が結構いるみたいで、やはり観賞用での需要の方が高そうだ。
だから買取業者も成立しているのだろう。
お酒は人類が存在する以前からブドウ果が微生物によりアルコールになったと推測されているという記事があった。
本やDVD等のメディアは電子化により減少していくかもしれないが、お酒の需要は人類が存在する限り無くなる事は考えにくい。
それを考えると一生商売が出来そうなお酒の買取もありかなと、、時間がある時に熟考してみます 笑
いろいろと勉強になりました。

専門書・DVD等の出張買取と宅配買取は是非シェアブックスをご利用下さい。

燃やすのに一番いいのは老木、飲むには古酒、 信頼するには古友、読むには古い書物】  フランシス・ベーコン

おさけ
一番左のヘネシーが高かった

おさけ
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