MENU
PCサイトを表示
シェアブックス スタッフが送るたわいもない日記
11月は大きい買取が数件あり、横浜市港北区では8千冊の本を買取りしてきました。
すごく大変な買取だったので、今回はその買取記を載せようと思いましたが、それ以上に千葉県で印象に残る買取があったのでそちらを。

買取申込みフォームから千葉県の我孫子市で1500冊程の本の買取依頼が入った。
通常、出張買取は東京都と神奈川県のみだが、商品や数によってはその他の地域でも積極的に行くようにしている。
朝8時15分に会社を出て首都高から常磐道に入り、渋滞に遭遇する事無く10時過ぎに我孫子市にある依頼主の家に着いた。
家の前に車を停めると、車の音に気が付いたのだろう、依頼主の男性が足早に外に出てきた。
礼儀正しく気持ちよく挨拶をされたので、僕達も声を張って挨拶を返した。
家の中に案内されると、2人の女性が出迎えてくれて、やはり気持ちよく笑顔で挨拶をしてくれた。

本はいくつかの部屋に分かれて置いてあるらしく、とりあえず一通り見せてもらう事にした。
まず、1階に書庫が2部屋あり、2部屋共見事なまでに本で埋め尽くされていた。
そして2階に上がると、廊下に本棚が1つ、手前と奥の2部屋に本棚が3つあり、思っていた以上にたくさんあって全部で5000冊以上はあるように思えた。
これは大変な買取になるのは間違いないが、16時までには次の買取場所である横浜国立大学に行かなければいけない。とにかくやるしかない。
まず依頼主に、全集・古書・状態が悪い本は買取する事が出来ない事を伝えると、買取り出来る本だけでいいので、出来るだけ持って行って欲しいと言われた。
どうやら依頼主の3人は兄弟姉妹のようで、父親の遺品整理でシェアブックスに白羽の矢が立ったようだ。
この本の持ち主である父親が凄い本好きの収集家だったのは間違いなく、見た事がない様な珍しい本がたくさん置いてあった。

1
1階の書庫。 この部屋には本棚が同じ感じであと2列あった

シェアブックスは基本、古書の買取は行っていないので、今回その類の本を買い取る事はしなかったが、古書の世界をあまり知らない僕にでも絶対価値があるんだろうなと思う様な本がたくさん並べてあった。
依頼主に「値段が付かなくてもいいので持って行って下さい」と言われたが、僕が今迄見てきた古書とは明らかに毛色が違い、あまりにも価値がありそうだったので、「もっと専門的な所に見てもらった方がいいですよ」と、自分の知識の無さに不甲斐なさを感じながらも丁寧に促した。

そんな中、依頼主からこれは出来れば引き取ってほしいと言われたのが、FRIDAYとFOCUSの雑誌。
通常、雑誌は買取りも引き取りも行っていないが、なんと驚く事にFRIDAY・FOCUS共に創刊の第一冊目から数年前の発行まで途中欠かすことなく、十数冊ごとにファイルに閉じられて保管されていた。しかもそのファイルも専用のファイルだった。
長年この仕事をしてきたが、初めて目にしたのは言うまでもなく、今後もきっとお目にかかる事はないだろう。

2
1984年の創刊号1冊目

3
この専用ファイルが100近くあった

パラパラと初期の頃のページをめくってみると、今では絶対載せられない様な過激な写真と記事が堂々と掲載されていた。
そんな圧巻のコレクションだが、依頼主の子供達にしてみれば邪魔でしょうがないらしい。
「シェアブックスさんが引き取りを出来ないのであれば古紙に出して処分します」と言うので、無料で持って行く事も出来たが、きちんと買取額を支払って持ち帰る事にした。
御馳走になった缶コーヒーを飲みながら、作業の間にいろいろと話をした。
いろんな話をしているとやはり情が入ってしまい、少しでも助けてあげられたらなという心情になるのは人間だからしょうがない。
そういう訳で自分たちに出来る範囲で引き取れるだけ引き取る事にした。
そんなこんなで車に積んだ本は2000冊を超えていた。
最後の挨拶も含めて笑顔を絶やさない本当に気持ちの良い家族だった。
そんな方々と接していると、持ち主のお父さんも素敵な方だったのだろうなというのは容易に想像できた。
これからの出品作業が大変で、まだ少し先になると思うが、FRIDAYとFOCUSはヤフオクに出品しようと思っているので、どのような感じになったかはまたその時に報告したいと思います。

本・漫画・DVD・ゲームの買取は是非シェアブックスをご利用下さい。

仕事とは関係なく個人的な事ですが、身近で悔やんでも悔やみきれない出来事があり、ここ数日、平常心を保つのが大変でした。
愕然とした日々の中、状況を知った友人・知人から連絡が来たりしたので、ここに少し書こうと思いました。
詳細は控えますが、僕の気持ちとしては本当に痛恨の極みです。
でも僕は、彼が選択した行動を尊重したいと思います。
どんな事が起ころうが時間は戻ってくれず、当たり前のようにそれぞれの人生は続いて行く。
起こった事を決して忘れず、自分なりに受け止め、それを胸に刻み、顔を上げて、前を向いて、これから先に繋げていこうと思います。
PCサイトを表示
電話 0120-316-314(フリーダイヤル)
電話受付:年中無休 [ 10:00 - 19:00 ]
通信中です...しばらくお待ち下さい