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シェアブックス スタッフが送るたわいもない日記
  • 2010.12.28 晴れ

    アイヌ

今年も残すところ後わずかですね。
皆さんの2010年はどうだったでしょうか?
僕の2010年は、仕事・私生活含めて、まぁなんとか良かったです。及第点ですね。
来年はより一層頑張って、すべてにおいてワンランク上を目指します。

今月半ばぐらいに、近所の市南公会堂で行われた、アイヌミュージアムフェアに行ってきました。
アイヌという言葉はよく耳にはしていましたが、実際どのような民族だとかは無知に等しいものでした。
友人から伝統楽器のムックリ(口琴)を貰えるからと誘われて、
よこしまな考えで参加した僕でしたが、いや~行って良かったです。
素晴らしい催し物でした。
2部構成で、1部はワークショップ等があり、2部ではアイヌについての講義や歌や踊りなどでした。
僕は2部から参加したのですが、まずアイヌ民族についての講義に聞き入りました。
1945年に日本が戦争で負けて、ソビエト連邦(ロシア)に千島と樺太(現北方四島とサハリン)が
占領された事によって多くのアイヌの人々が北海道へ移住してきたようです。
先祖が眠る北方四島とサハリンはロシアが実効支配しているため、
現在でも故郷とも言うべく地に行く事が出来ない事を大変嘆いていました。
ここまでの説明ですと、ロシアが悪になっていますが、日本も同じ様な事をしていたのだと、
やんわり批判していたのも印象的でした。
日本政府は明治時代以前は蝦夷地と呼んでいた場所を海洋資源があると分かるや否や
新たに「北海道」という名前にして、植民政策を始め、勝手に日本の領土としたのです。
何処の国であれ、人の土地に力づくで入り込むことは、良くない事だと強く訴えていました。
最近では古い時代の習慣や言葉を取り戻そうというアイヌの人々が増えてきているらしいです。
これは、ただ昔をなつかしむだけではなく、
人として幸福に生きる権利「人権」を取り戻そうとしているとの事です。
講義が終わると、アイヌ伝統の神秘的な祈り、切なくも胸に響く歌、躍動感あふれる魂のこもった踊り
と続き、それがまた何とも素晴らしく、これ本当に無料?と鳥肌物の2時間でした。
若い時はこういった講義を聞くと5秒で眠くなっていたのですが、歳をとると、どういったわけでしょうか、
学ぶ楽しさが芽生えてきますね。不思議なものですね。
近くでアイヌミュージアムフェアがあった際には是非足を運んでみて下さい。

今年も皆様、大切な本・DVD・CD・ゲーム等を出張買取または宅配買取でお売り下さり、
誠に有難うございました。
買取額やサービス面など全てにおいて、なるべく皆様に満足して頂けるように
日々精進していきますので、来年もシェアブックスをどうぞよろしくお願い致します。
それでは皆様、今年1年お疲れ様でした。良いお年を! 
イヤイライケレ(アイヌ語で有難うございます)

終わりよければ全てよし】 byウィリアム・シェイクスピア


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