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シェアブックス スタッフが送るたわいもない日記
  • 2014.11.30 晴れのち曇り

    本 宅配買取

このブログには比較的に良かった買取例を挙げる事が殆どだが、今回は黒字に転換する事が出来なかった宅配買取を…

宅配買取でダンボールが47箱、冊数にすると3千冊程の本が送られてきた。
宅配買取は事前の連絡なしに20箱以上送ってくる事を禁止しているが、今回は事前に連絡があり、何度か話し合った結果、47箱送ってきても大丈夫だと僕自身が判断して、全て着払いで引き受けますと伝えた。

荷物が到着し、箱を開けて査定を始めたが、強めのシミ・カビ・ヤケ等がほぼ全ての本にある。
千冊ぐらい査定が終わった時点で、買取出来そうな本は数冊しか無かった。
出張買取・宅配買取共に買取りが出来ない商品がある。
本だとヤケやシミ、カバー無しや書き込み等、商品として販売出来る基準に満たしていない物だ。
こういった物は送ってこないようにとホームページにも記載してお願いしているが、買取不可の商品を送ってくる人は後を絶たない。
いくらホームページに記載していても、個人差があるので、汚れやヤケとかに関しては、どこまで大丈夫なのか分かりづらい状況はあると思う。
今回は違うが、中には確信犯的に送ってくる人もいる…そこらへんは今後の課題でもある。

残りの本もざっと見た感じ似たような状態だったので、これはと思い、依頼主に電話した。
状況を話すと、大変申し訳ない事をしたと何度も謝罪されたので、少し恐縮してしまった。
査定額が付かない事を伝えて、送料弊社持ちでの返送を提案すると、出来ればそのまま引き取ってほしいと言われたのと、返送料もかかるのでこちらで引き取る事にした。
引き取ったのはいいが、間違いなく商品にはならないので販売は出来ない。
この大量の本をどうするか…古紙としてリサイクルに出すしかない。
世田谷区の古紙を一手に引き受けている、古紙回収業者へ持って行く事に。
車でゲートに入ると、3,4人のスタッフが寄ってきて、僕らの話を聞きながら状況を確認する。
本が三千冊程あると伝えると、車ごと工場内に案内された。
指定の場所で車を止めて車外へ降りると、ツンとした匂いが鼻をつく。紙しかないのに、結構な匂いがあったのは少し意外だった。
工場スタッフの人達が、車に積んできたダンボールを手にすると、逆さにして乱暴にぶちまけ始めた。
これには少し驚いたが、ここでは既に本とはみなしていないのだろう。本を乱暴に扱うのには抵抗があったが、僕等もここのやり方に従って、積んできた本を片っ端からその辺にぶちまけた。

こし  
持ってきた本の山

こし2
まわりにはプレスされた古紙が積み重ねられていた。
工場見学に来たみたいで楽しくなり、そこら辺をウロウロしていると、
「すごい数の本を持ってきたねー」と担当のおじさんが嬉しそうに話しかけてきたので、本屋をやっている事とこの大量の本を持ってきた経緯を話すと、昔の古紙事情をいろいろ教えてくれた。
昔は今の何倍も持ち込まれていたらしいが、ブックオフが出来てから古紙業界も大きく変化があったようだ。
ブックオフが出現する以前は、現在ブックオフに並んでいる様な本は、普通に古紙業者に回ってきていたらしい。今聞くと本当に驚きだが、昔は皆、売らずに捨てていたのだ。というか買取るところが無かったのだろう。
逆に考えると、やっぱりブックオフは素晴らしい。そこの一連の流れの中でビジネスチャンスをいち早く捉え、商売に発展させた。

昔より少なくなったとはいっても、今でも新品同様の本が持ち込まれる事もあるらしい。
担当のおじさんがあまりにも陽気で気さくに話が出来たので、どさくさに紛れて、「新品同様の本が古紙のリサイクルに回されるのは勿体ないから、うちに売ってくれませんか?」と僕。
「だめ、だめ。それはやっちゃいけない規則なんだよ~すごい事きいてくるな~」と嬉しそうに陽気な担当者。
ま~それはそうだろう。。
でも僕には宝の山に見えたのでダメ元で聞いてみたが、「君、そこを聞いてくるかね」みたいな感じで呆れられたので、少し恥ずかしくなった。
今回、買取りした本は久しぶりに赤字となったが、この様な経験が出来たので、まあ良しとしよう。

というわけで、本・専門書・マンガ・DVD・ブルーレイディスク・ゲーム等の出張買取と宅配買取は是非シェアブックスをご利用下さい!

チャンスに出会わない人間は一人もいない。それをチャンスにできなかっただけである。
アンドリュー・カーネギー
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